にゃあにゃあ。
お父さんったら酔っ払って帰って来たかと思ったら酷いんにゃよ。お腹空いてカップラーメン作ろうとしてたみたいにゃんにゃけど、お鍋を火にかけて自分はごろんと横になって僕に「お湯が沸いたら起こして」だって。
そんにゃあ。いくら僕でもそれは無理にゃ。
でも「簡単だろ?いつもの様に流しにのっかって、お鍋を覗いてりゃいいんだから」って言うんにゃよ。信じらんにゃい。
確かに夜中に白猫探検隊をしてあちこち上っているけど、それとこれとは違うにゃ。「酔っ払いだから」って慰められたけど、僕の立場はどーなるにゃ?
レオン猫の日記14
うにゃあ。自然が僕を呼んでいるのにゃ。
うんにゃ、彼女が僕を呼んでいるのにゃ!
ご主人様、僕を離して!行かねばなりませぬう!行かねば男が廃りますう!
「アホ!お前にはもうタマが無いんだよ!」
あ、それを言っちゃあお終いだよ。ああん、ご主人様のいけずぅ。
思わずおカマチックになった僕です。ぐすん。僕は、僕は男だい!
レオン猫の日記13
寒いにゃあ。
お母さんが言うには、暦の上ではもう春にゃんだそうにゃけど、風さんは冷たいし、寒いし。いったい何処が春にゃんだろう。ぼくにはよく解らにゃいにゃ。
お友達の雀さんだって、寒いねぇ、って丸くなっているんにゃよ。ふくらすずめって言うんにゃって。雀さんは物知りにゃんだ。ぼくに色んな事を教えてくれるんにゃ。
ぼくはお家に誰も居なくて寂しい時は、よく雀さんのお話を聞いているのにゃ。とってもためになると思うにゃ。カラスも時々遊びに来るけど、やっぱり雀さんが良いにゃ。優しいんにゃもん。ところで、暦って何?
レオン猫の日記12
うにゃあ、良い天気にゃにゃあ。久しぶりの猫日和にゃ。
お母さんが、こんな日は縁側でひなたぼっこが最高だ、って言うけどぼくも同感にゃにゃあ。
寒い冬の日のお日様はとっても有り難いものにゃ。ぬくぬく丸々してられたら、ぼくはそれだけで幸福猫かもしれないにゃ。
あ、ご主人様の膝の上ならもっと良いのにゃ。ある意味、ぼくはご主人が一緒に寝ていてくれるなら、お天気どころか何にもこだわらないのにゃ。ぼくはそれだけでもう満足しちゃうのにゃ。でも一つ気になるにゃ。縁側って何にゃ?
レオン猫の日記11
にゃーにゃーにゃー!
暗いよ!寒いよ!怖いよォ!ご主人様、助けて!
…ぼくが悪かったのにゃ。お父さんが取り外した換気煽のあとの穴に、もの凄く興味を引かれて、ついつい白猫探検隊をしてしまったのにゃ。
気が付いた時には後の祭。狭くて暗い足場に、ぼくは身動きできなくなっていたにゃ。おまけにお外からは冷たい風さんがピュウピュウ吹き込んで来るし、降りたくても高すぎて怖いから降りられにゃい…。
ぼくは結局、お母さんが起きて来て気付いてくれるまで、じっと狭い暗い寒い所で我慢猫でいたのにゃ。ふみぃ(泣)
レオン猫の日記10
明けましておめでとうなのにゃ。
僕は今年が戌年だって聞いて納得がいかないのにゃ。どーして戌年があって猫年が無いのにゃ?ねずみ年もあるってきいたのにゃ。
どー考えても不公平にゃ。
ご主人様に訴えたら「はい、はい。」って言うなり僕の頭にお供えにのっかっていた橙のお飾りをのっけて「これで良いでしょ。あんたは偉い。」だって。
違うでしょー!僕の、僕の立場は…。にゃん、ご主人様のいけず…。
レオン猫の日記9
初雪が降ったのにゃ。この寒いのに僕は家出をしたのにゃ。
だってお父さんもお母さんもご主人も、僕がつまみ食いしたって怒るんにゃもん。
大好きな唐揚げ、ラップ破いて食べちゃったからってそんにゃに怒る事無いにゃない。
いいもん、家出してやるって家出してみたんにゃけど、余りの寒さにぶるぶる震えている所をご主人に見つかって連れ戻されてしまったのにゃ。
ご主人は「このアホ!懲りただろ!」って笑うけど、僕は不満なのにゃ。
僕のありがたみを思い知らせたかったのにゃ。なのに僕が一番辛かったにゃ!う~!雪のバカヤロー!
レオン猫の日記8
この頃千葉さん家では、天井裏で鼠が運動会をしているのにゃ。
お母たんが言う事にはかなりおっきい奴みたいにゃ。ひょっとしたら僕よりおっきいのかも知れないにゃ。
あんまり走り回るものにゃから、お父たんが僕に「あの鼠取って来い!」って怒るのにゃ。
でも僕はシティ派の猫にゃ。鼠にゃんて見た事も触った事もましてや追っ掛けた事もにゃい…。
僕はキャットフードで育ったかにゃ鼠が食べ物にゃんて思えにゃい…。
僕はどーしたら良いのにゃ。
お父たんは恐いし、でも実は鼠の方がもっと恐い…。ぐすん。(T-T)
レオン猫の日記7
レオン猫の日記。
寒いのにゃ。とうとうお父たんが、寒さに耐え兼ねて電気ストーブを出して来たのにゃ。
僕も恩恵に預かってぬくぬく。ストーブ背負っているにゃ。
でも、この電気ストーブ、嫌な思い出が有るのにゃ。あれは去年の事にゃ。
お父たんがやっぱりストーブを出した時、お掃除をしてふとガードを付け忘れて、そのまま温もっていたのにゃ。
あったかいにゃあ、ってしていたら、突然「焦げ臭いぞ!」ってお父たんが叫んで、僕を抱き上げたのにゃ。
遅かったのにゃ。僕の尻尾が焦げてしまったのにゃ。
グスン。やっばりこたつが一番にゃ。
レオン猫の日記6
今日は木枯らし一号が吹いたそうにゃ。寒くにゃったもんにゃあ。僕のご主人様は、朝なかなか起きなくなったのにゃ。お母たんが毎朝困っているにゃ。僕もご飯が貰えないかにゃ困るのにゃ。だから必殺技を編み出したのにゃ。ご主人は出窓の真下で寝てるのにゃ。年寄りの僕は、いきなりそこまでジャンプできないから、机に上ってから出窓に登るのにゃ。そしてご主人のお腹を目掛けて飛び降りるのにゃ。流石の寝ぼすけご主人も「ぐえっ!」って変な声を出して渋々起きてくれるにゃ。最高の方法だと思うんだけど、ご主人の顔が恐い…。何故にゃ