うにゃあ、良い天気にゃにゃあ。久しぶりの猫日和にゃ。お母さんが、こんな日は縁側でひなたぼっこが最高だ、って言うけどぼくも同感にゃにゃあ。寒い冬の日のお日様はとっても有り難いものにゃ。ぬくぬく丸々してられたら、ぼくはそれだけで幸福猫かもしれないにゃ。あ、ご主人様の膝の上ならもっと良いのにゃ。ある意味、ぼくはご主人が一緒に寝ていてくれるなら、お天気どころか何にもこだわらないのにゃ。ぼくはそれだけでもう満足しちゃうのにゃ。でも一つ気になるにゃ。縁側って何にゃ?





寒いにゃあ。お母さんが言うには、暦の上ではもう春にゃんだそうにゃけど、風さんは冷たいし、寒いし。いったい何処が春にゃんだろう。ぼくにはよく解らにゃいにゃ。お友達の雀さんだって、寒いねぇ、って丸くなっているんにゃよ。ふくらすずめって言うんにゃって。雀さんは物知りにゃんだ。ぼくに色んな事を教えてくれるんにゃ。ぼくはお家に誰も居なくて寂しい時は、よく雀さんのお話を聞いているのにゃ。とってもためになると思うにゃ。カラスも時々遊びに来るけど、やっぱり雀さんが良いにゃ。優しいんにゃもん。ところで、暦って何?





うにゃあ。自然が僕を呼んでいるのにゃ。うんにゃ、彼女が僕を呼んでいるのにゃ!ご主人様、僕を離して!行かねばなりませぬう!行かねば男が廃りますう!「アホ!お前にはもうタマが無いんだよ!」あ、それを言っちゃあお終いだよ。ああん、ご主人様のいけずぅ。思わずおカマチックになった僕です。ぐすん。僕は、僕は男だい!





にゃあにゃあ。お父さんったら酔っ払って帰って来たかと思ったら酷いんにゃよ。お腹空いてカップラーメン作ろうとしてたみたいにゃんにゃけど、お鍋を火にかけて自分はごろんと横になって僕に「お湯が沸いたら起こして」だって。そんにゃあ。いくら僕でもそれは無理にゃ。でも「簡単だろ?いつもの様に流しにのっかって、お鍋を覗いてりゃいいんだから」って言うんにゃよ。信じらんにゃい。確かに夜中に白猫探検隊をしてあちこち上っているけど、それとこれとは違うにゃ。「酔っ払いだから」って慰められたけど、僕の立場はどーなるにゃ?





大変にゃ!家のお台所にネズミが出没したのにゃ。お父さんに退治を命じられて僕は、必死の決心で臨んだのにゃ。どうやら敵は一匹だけ。しかもたいした大きさじゃない。僕は爪研ぎ段ボールの上で待機していたにゃ。そしたら夜中の丑三つ時、やっこさんが姿を現したにゃ。誰もいないと思っていたのか、のそのそ床に降りて来たところを僕は一気に飛び掛かったのにゃ。でも敵もドブネズミのはしくれ、反射神経は流石にゃ。すんでのところで身をかわし、僕とねずはすったもんだの取っ組み合いになったのにゃ。結局息切れの為この日は逃げられた





うにゃあ。家のご主人様ったら、僕が気持ち良くおこたで寝ているとこを引っ張り出すものだから、僕は反射的に逆らっちゃったにゃ。そしたらこたつ布団に牙が引っ掛かってぽろりと落ちたのにゃ。どーしてくれるのにゃ!僕の牙!これじゃネズミなんか絶対取れにゃい!なんて…嘘にゃ。ほんとは思わずラッキーって叫びたかったにゃ。牙はもう大分前から虫歯だったし、抜けても痛く無かったし、第一もうネズミを取らなくていいにゃ!ご主人は焦ってたけど、僕は全然平気だから、大好きなご主人様、気にしなくて良いにゃよ!





んにゃにゃー!何度チャレンジしても、牙のにゃい僕にはねずは取れにゃいのにゃ。見兼ねてお父さんが「せめて追い出してくれ!」って言うから、頑張ったにゃ。敵は五百のペットボトル程もあるちょー大物!台所中を三周して居間に突入。そこを駆け抜け、寝室を突破。裏窓から奴はまんまと逃走。やった!追い出し成功!お父さんに褒めてもらえる!筈にゃったのに、三十分後、あの忌ま忌ましい奴は、居間のなげしをのそのそ歩いて登場。今度はお父さんと二人で追っ掛けたんだけど、見事逃げられました…。お父さん、ごめんにゃにゃい。ぐすん





この間お母さんが検査で入院したのにゃ。お母さんがお留守だと、僕はご主人様を一人占めに出来てとっても幸福なのにゃ。お父さんはご飯がまずいって不機嫌にゃけど、僕としてはお昼寝の邪魔はされないし、座布団は占領できるし、いう事ないにゃ。でも、ご主人様に追っ掛け回された時に非難する場所がないのは困るにゃ。それに淋しい時に撫でてくれる手がないのもどうかと思うし。やっぱしお母さんは家にいた方が良いのかにゃあ。猫の思いは複雑にゃ。





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