にゃん。れおん猫にゃ。今日も雨にゃね。秋の長雨って言うけど、僕は雨の日、嫌いにゃ。濡れ猫になっちゃうんにゃもん。

それはそうと、秋って何でお腹が空くんにゃろうね。僕のご飯は一日二回って決まっているんにゃけど、この頃特にお腹が空いて、ご主人達がお昼ご飯を食べているとついつい「ちょーだい!」ってせびってしまうのにゃ。ご主人は僕のためにならない、って分けてくれないんにゃけど、お母さんは目が悪いからしょっちゅうテーブルの下に美味しい物を落っことすにゃよ。僕はそれをいただいちゃうにゃ。ラッキー、ってね。でも今日は珍しくご主人がご飯を分けてくれたにゃ。カップ焼きそば。大盛りのを作ったら食べきれなくなったとか言ってたけど、なんでもいいにゃ。美味しけりゃ。にゃ。ソースがたっぷり絡んだ焼きそばは、うっとりするほど美味しいにゃ。ぷらぷらされると飛びつきたくなるんにゃよ。あれ?なんにゃかんにゃと言いながら、僕はご主人に遊ばれてるわけ?う〜、ま、いーか。ご主人も焼きそばも好きだし。ごちそうさまあ。

(って、れおん君は焼きそばも啜って食べるから面白くって、ね。まあ、麺類を啜って食べる猫ってかなり珍しい、と思うよ。冬場にはうどんで楽しもうかな。by飼い主)

 

 

 



ふにゃあ。れおん猫にゃ。朝晩寒くなって来たにゃあ。うちの近所の金木犀がとってもいい匂いにゃよ。今日はお天気が良くて、僕は出窓に乗って日向ぼっこを決め込んでいたにゃ。この間、出窓から落っこちてから、僕は右手を痛めているので、乗っかるのも一苦労にゃ。おまけにご主人ったらまた落っこちたらたまらない、って出窓の下で僕を見張るんにゃよ。僕ってそこまで耄碌しているように見えるにゃ?まだまだ若いつもりでいるんにゃけどにゃあ。まあ、ここんとこ筋力が落ちているかも、って思うこともあるけど、病み上がりだものしょーがにゃいよね?僕の体調が安定しているから、この頃ご主人ったら遊びに行くことが多くなったのにゃ。結婚したお友達に赤ちゃんが産まれたとかで、気持ち、焦っているらしいにゃ。大体、僕という者がありにゃがらにゃんで彼氏が必要なんにゃ?信じらんにゃい!えーい、生き霊になってやる…。ずうっとご主人の肩に乗っかっていてやるぅ!

(ひょっとして、私の肩こりの原因って、れおん君なの?!ひえ〜!やめてくれ!道理で重たいと思った!by飼い主)

 

 

 



ふにゃあ。れおん猫にゃ。ねえ、このところ昼間は暖かいのに朝晩寒いと思わにゃい?ご主人たらとうとう厚い方のお布団を引っ張り出したのにゃ。寝冷えして、朝、お腹を痛くしたんにゃって。だから僕が一緒に寝てあげる、って言ったのに。ぴんかの方がいいって抱っこしているからそうなるにゃよ。まったく、あの新入りのピンクのイルカのぬいは、生意気で気にくわにゃいったら。いくらほわほわで抱き心地がいいからってにゃんなのさ!いいもん。お父さんの羽布団で寝てやるから!ってイジケていたら、ご主人ったら僕を置いて大阪に行っちゃった!にゃー!にゃー!ご主人の意地悪!こんな風にして置いてけぼりにするから、僕はこのところ眠っている時には霊体になってご主人の左肩に乗っかっちゃうんにゃ。こればかりは僕のせいだけではにゃいと思う!僕は断言する!

(あのう…、やっぱ、左肩に乗っかってます?う〜、肩こりが悪化するからあれほどやめて、って言ったのに。私だって色々と出かける用事はあるんですよ。そんなに見張られていたら、彼氏を見つけにもいけないじゃないのさ。あ〜あ。私の青春は…。by飼い主)

 

 

 


あ、どーも。れおん猫の飼い主です。今回はれおん猫の困った性格、及び行動について愚痴をこぼさせて下さい。ほんと、近頃酷いんです。

まず、焼き餅焼きが酷いんです。うちに誰かが来ると、大概私が応対に出るんですけど、その相手が男性だった場合、ドアの向こうで鳴き叫ぶんです。例え相手が宅配便の配達でも、です。この間、クロネコさんに笑われました…。

次に、まだイマイチ体調が安定しないので獣医さんに連れて行くんですが、うちでは足が痛い、動けない、食欲がなくて食べれない、とさんざんアピールしておきながら、診察台の上に乗せると、「僕、どこも痛くない。具合悪くなんかない。」としらんぷり。そして試しに、と出して貰った猫缶を、三日もご飯を貰ってないかの勢いでガツガツ。私は恥ずかしくて顔から火が出そうになりましたわ。まあ、好き嫌いの激しい我が儘猫で、同じ種類や同じ味のものは拒否する奴なんですけど、こちらも長い付き合いだから、しっかり毎回違うご飯を用意していたんですよ!

それから、この頃あいつは霊体離脱を覚えたみたいなんです。時々母親と出かけるんですが、そんな時母親が、私の左肩の上に乗っかっているれおん猫が見える、って言うんです。うちの母親はそういう類のものが見える質で、私はそういうものに頼られる質だそうです。どうやら、眠っている間に離脱して私について歩いているらしいです。う〜、生き霊かよ!道理でこの頃肩こりが酷いと思ったわ…。

ねえ、どう思います?愚痴をこぼしたくなるのも分かると思いません?まあ、元気で長生きしてくれたら文句はないんですが、霊体離脱はちょっと心配な現象ですよね。はあ〜。悩みの尽きない飼い主です。

 

 

 




 

『ねえ』

 

 

ねえ、

春の日の日向の匂い

ねえ、

包み込んでくれるやわらかな毛並み

ねえ、

甘えてすり寄るくすぐったさ

ねえ、

もうおしまいになっちゃったの?

あれだけ一緒だといったのに?

あれだけ離れないといっていたのに…

ねえ、

おいていっちゃうの?

ねえ、

憎まれ口をきいたり

わがままを言ったり

駄々をこねたり

手を焼かせたり

だけど

ねえ、

無くてはならない存在だったんだよ…

傍にいてくれるだけで

見つめていてくれるだけで

良かったのに…

ごめんね

やっぱり笑っては見送れない

やっと痛みから解放されて

自由になれたのにね…

喪失感のあまりの重さに

押し潰されそうだから

笑えない

泣けない

ねえ、

ねえ、ねえ…

 

 

十一月八日 午後十時四十分 れおん猫が永眠しました。




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